起立(読み)キリツ

大辞林 第三版の解説

きりつ【起立】

( 名 ) スル
立ち上がること。また、敬意を表する動作として立ち上がることを命ずる語。きりゅう。 「 -して先生に挨拶あいさつする」 「 -。礼。着席」

きりゅう【起立】

きりつ(起立)」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典の解説

おき‐た・つ【起立】

〘自タ四〙 起き上がる。起きて出かける。
※書紀(720)顕宗即位前・歌謡「いなむしろ 川そひ柳 水ゆけば なびき於己陀智(オキタチ) 其の根は失せず」
※万葉(8C後)一三・三三一二「起立(おきたた)ば 母知りぬべし 出でてゆかば 父知りぬべし」

おこし‐た・つ【起立】

〘他タ下二〙
① ねているものを立たせる。起こす。
※枕(10C終)二〇〇「根ごめに吹き折られたる、ここかしことり集め、おこしたてなどするを」
② 新しく設置する。
愚管抄(1220)五「俊憲等才智文章など誠に人に勝れて、延久例に記録所おこし立てゆゆしかりけり」

おこり‐た・つ【起立】

〘自タ五(四)〙
① 勢いよく燃える。また、火のように燃え上がる。
※とりかへばや(12C後)上「乱れがはしうおこりたち侍りぬる時」 〔日葡辞書(1603‐04)〕
② 大勢の者が集まって敵対する。立ちあがる。
※近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉七「兵士等の所々に潜伏なしたるが此時一度に起(オコ)り立(タチ)て」

き‐りつ【起立】

〘名〙
① 立つこと。立ち上がること。きりゅう。
※江談抄(1111頃)三「顔色無色不起立」 〔説苑‐善説〕
② 都市などを建設すること。また、寺社などを建立、造営すること。きりゅう。
西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉外「各処に起立せる諸都府の内に」

き‐りゅう ‥リフ【起立】

〘名〙 (「りゅう」は「立」の正音)
① 寺社などを建立(こんりゅう)すること。造営。また、その由来や起源。きりつ。
※上杉家文書‐天文二二年(1553)四月二〇日・天台座主堯尊法親王御書状「山門大講堂起立之事、於分国令入遂造営者、別而可為懇切候也」
※妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)四「一切の四衆、起立(キリウ)(〈注〉タチ)して、たなこころをあはせ」

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