向阿(読み)コウア

デジタル大辞泉 「向阿」の意味・読み・例文・類語

こうあ〔カウア〕【向阿】

[1265~1345]鎌倉末期・南北朝時代浄土宗の僧。甲斐の人。号は是心。いみな証賢。鎮西義一条流の祖礼阿らいあに師事。著「三部仮名鈔」。

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精選版 日本国語大辞典 「向阿」の意味・読み・例文・類語

こうあカウア【向阿】

  1. しょうけん(証賢)

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世界大百科事典(旧版)内の向阿の言及

【清浄華院】より

…寺号,山号はない。清和天皇の勅願で円仁(えんにん)が開いた禁裏内道場に始まり,法然(ほうねん)が中興したと伝えるが,14世紀初頭の浄花房証賢(向阿(こうあ))を事実上の開山と考えるべきである。浄土宗一条派の拠点として栄え,万里小路(までのこうじ)家など,公家の帰依を得て,皇室との関係を深めた。…

※「向阿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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