ミナ(その他表記)Mina

デジタル大辞泉 「ミナ」の意味・読み・例文・類語

ミナ(Mina)

サウジアラビア中西部、イスラム教の聖地メッカの東約5キロメートルにある谷。メッカとアラファト山の間に位置する。メッカに訪れた巡礼者が巡礼月の10日にミナに集まり、七つの石を拾って、ジャムラーとよばれる大きな壁に向かって投げるという最後儀式が行われる。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「ミナ」の解説

みな

?-1863 幕末の女性。
武蔵(むさし)多摩郡(東京都)上川原村農民,運平の妻。名主義兄を相手どり,所有地小作料の横領,不正課税などで弘化(こうか)2年(1845)より夫とともに訴訟をおこす(運平・みな一件)。夫の没後もたたかいつづけ,嘉永(かえい)6年(1853)の示談成立後も村の支配層をなやませた。文久3年死去。

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世界大百科事典(旧版)内のミナの言及

【度量衡】より

…小麦180粒の質量で決めた単位の呼名は,シェケルshekel,シクルsicle,シクルスsiclusなどと地域により異なり(聖書の邦訳ではシケル),実体も8~11gほどの幅を示していた。そして,このシェケルの倍量としてタレントtalent,ミナmina(またはミネmine)という単位が使われたが,近代西欧の衡であるポンドやキログラムも,どこかでミナの跡を引いているといわれる。それはともかくとして,イギリスの伝統的な単位グレインgrain(日本ではグレン,ゲレーンともいう)は文字どおり穀粒によるものであり,古代インドの衡の一つであるグーニャguñjaも,ある種の豆(一説ではトウアズキabrus precatorius)の種子によるものと解されている。…

※「ミナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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