君子は多能を恥ず(読み)くんしはたのうをはず

精選版 日本国語大辞典 「君子は多能を恥ず」の意味・読み・例文・類語

くんし【君子】 は 多能(たのう)を恥(は)

  1. ( 「論語‐子罕」の「大宰問於子貢曰、夫子聖者与、何其多能也、子貢曰、固天縦之将聖、又多能也、子聞之曰、大宰知我乎、吾少也賤、故多能鄙事君子多乎哉、不多也」による ) 君子は一つ方面に精通しているのがよく、いろいろの方面に手を出すことは望ましくない。
    1. [初出の実例]「まことや、『君子は多能を恥』と云れば、品ふたつにして用一なる事、可(かんずべき)にや」(出典:俳諧・韻塞(1697)許六離別の詞)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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