吝坊(読み)しわんぼう

精選版 日本国語大辞典 「吝坊」の意味・読み・例文・類語

しわん‐ぼう‥バウ【吝坊】

  1. 〘 名詞 〙 けちな人。吝嗇家(りんしょくか)。また、物惜しみをする人をののしっていう語。けちんぼう。しわんぼ。
    1. [初出の実例]「山寺の花をおしむやしわん坊」(出典:俳諧・毛吹草(1638)一)

しわん‐ぼ【吝坊】

  1. 〘 名詞 〙 「しわんぼう(吝坊)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「花守のみせぬはしはんほたんかな〈一宣〉」(出典:俳諧・崑山集(1651)五)

やぶさかん‐ぼう‥バウ【吝坊】

  1. 〘 名詞 〙 物惜しみする人。けちんぼう。しわんぼう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android