否ぶ(読み)イナブ

デジタル大辞泉 「否ぶ」の意味・読み・例文・類語

いな・ぶ【否ぶ/辞ぶ】

感動詞「いな」の動詞化
[動バ上二]断る。否定する。辞退する。いなむ。
「人のいふことは強うも―・びぬ御心にて」〈末摘花
[動バ四]に同じ。
蔵人、定めて一切は―・ばむずらんと思ひつるに」〈今昔・一二・三五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android