吹き上る(読み)ふきのぼる

精選版 日本国語大辞典 「吹き上る」の意味・読み・例文・類語

ふき‐のぼ・る【吹上】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
  2. 風が低い所から高い所へ向かって吹く。ふきあがる。
    1. [初出の実例]「秋風、谷よりはるかに吹のぼりて、いと肌寒きに」(出典:源氏物語(1001‐14頃)玉鬘)
  3. 水などが高くわきあがる。ふきあがる。
    1. [初出の実例]「守りと書置と井の内へ投込。水吹のぼる」(出典:歌舞伎・幼稚子敵討(1753)三)
  4. 笛などの音がしだいに高い調子になる。
    1. [初出の実例]「なからばかりよりうち添へてふきのぼりたるこそ、ただいみじう」(出典:枕草子(10C終)二一八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...

春隣の用語解説を読む