吹鳴(読み)ふきなす

精選版 日本国語大辞典 「吹鳴」の意味・読み・例文・類語

ふき‐な・す【吹鳴】

〘他サ四〙 笛などを吹いて、音をたてる。ふきとよむ。ふきならす。
書紀(720)継体七年・歌謡「隠国(こもりく)泊瀬の川ゆ 流れ来る 竹の い組竹世竹 本へをば 琴に作り 末へをば 笛に作り 符企儺須(フキナス)

ふき‐なら・す【吹鳴】

〘他サ五(四)〙 吹いて、音をたてる。笛などを吹いて、音をたてる。ふきとよむ。ふきなす。
源氏(1001‐14頃)帚木「ふところなりける笛を取り出でてふきならし」

すい‐めい【吹鳴】

〘名〙 吹き鳴らすこと。
正法眼蔵(1231‐53)恁麽「鈴鳴なり、吹鳴なり、鳴鳴なりともいふべし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「吹鳴」の意味・読み・例文・類語

すい‐めい【吹鳴】

[名](スル)ふきならすこと。また、汽笛などを高く鳴らすこと。「吹鳴楽器」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android