吾妻山(島根・広島県境)(読み)あづまやま

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

吾妻山(島根・広島県境)
あづまやま

島根県仁多郡奥出雲(おくいずも)町と広島県庄原(しょうばら)市比和町地区との境にある山。標高1239メートル。頂上付近は玄武岩質からなる。比婆山系の一部で、船通(せんつう)山、三井野原、帝釈(たいしゃく)峡とともに比婆道後帝釈国定公園に指定されている。頂上からは伯耆大山(ほうきだいせん)、三瓶(さんべ)山が眺望できる。南山麓(さんろく)の池の原付近にはブナ林があり、キャンプ場が開設され、広島県の県民の森となっている。休暇村吾妻山ロッジもある。

[矢野 博]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例