デジタル大辞泉 「命生く」の意味・読み・例文・類語 命いのち生い・く 1 生き長らえる。「年老い衰へたる母、―・きても何にかはせんなれば」〈平家・一〉2 命を取り留める。危ないところを助かる。「たとひ兼康―・きて、再び平家の御方へ参りたりとも」〈平家・八〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「命生く」の意味・読み・例文・類語 いのち【命】 =生(い)く[=生(い)ける] ( 間に助詞「を」がはいることもある ) 生き長らえる。生き延びる。生存する。[初出の実例]「恋ひ死なむ後は何せむわが命生(いける)日にこそ見まくほりすれ」(出典:万葉集(8C後)一一・二五九二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例