普及版 字通 「咼」の読み・字形・画数・意味
咼
9画
[字訓] わざわい
[説文解字]
[甲骨文]
[その他]
[字形] 会意
(か)+口。は人の上体の残骨の象。口は(さい)、祝を収める器の形。その死霊の呪能によって、人に呪詛する意で、これによって禍殃を与える。〔説文〕二上に「口りて正しからざるなり」とあり、(禍)の初文。
[訓義]
1. わざわい。
2. 口もとがゆがむ。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 なり、由加牟(ゆがむ)〔立〕咼 クチユガム
[声系]
〔説文〕に咼声として・(過)・・・蝸など十二字を収める。禍殃のことに関する字が多い。
[語系]
咼khuaiに従う窩uaiは・科khuai、坎khamと同系の語で、穴ぐら状のものをいう。咼もその系列の語。
[熟語]
咼斜▶・咼璧▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報