品川硝子製作所(読み)しながわがらすせいさくしょ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「品川硝子製作所」の意味・わかりやすい解説

品川硝子製作所
しながわがらすせいさくしょ

東京府の品川宿東海寺裏にあった日本最初の官営ガラス工場。 1873年に三条実美,村井三四郎,丹羽正庸が設立したガラス工場の興業社を,76年に工部省が買上げて「品川硝子製作所」と改称翌年官制改正により「品川工作分局」と改め,舷灯用紅色ガラス,小板ガラス,日用雑器などを製造。 83年,再び旧名に戻して製造を続けたが,大きな欠損を出し翌年に民間 (西村勝三ら) に払下げられた。

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