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工部省 こうぶしょう

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

工部省
こうぶしょう

明治初年の政府官庁の一つ。明治3 (1870) 年閏3月設置,1885年廃止。初代工部卿は伊藤博文官営工業により殖産政策を推進し,77年には鉄道,鉱山,灯台,電信,工作,営繕,書記,会計,検査,金庫の 10局をおいた。

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デジタル大辞泉の解説

こうぶ‐しょう〔‐シヤウ〕【工部省】

明治3年(1870)工業・土木・鉱山・造船・鉄道などの殖産興業を推進するために設置された中央官庁。同18年廃止。

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百科事典マイペディアの解説

工部省【こうぶしょう】

明治政府の中央行政機関の一つ。1870年設置。産業近代化の推進を任務とし鉄道・電信・鉱山・製鉄・造船などを管轄して官営工業の中心となった。外人技師の雇入れ,技師の養成(工部大学校)も行ったが,官営事業の払下げ方針により1885年廃止。
→関連項目民部省

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世界大百科事典 第2版の解説

こうぶしょう【工部省】

明治維新政府が工学の知識をひろめ,各種の工業を勧奨し発展させることを目的に,1870年(明治3)12月設置した官庁。富国殖産のために設置された省で,文明開化省とでもいうべき性格をもっていた。また伊藤博文が最も熱心でみずから工部大輔,工部卿に就任した。71年8月の官制で,省中に工学,勧工,鉱山,鉄道,土木,灯台,造船,電信,製鉄,製作の10寮と測量司がおかれた。その後,ひんぱんに寮の改廃や統合がおこなわれたが,77年1月に,それらが全廃され,新たに,書記,会計,倉庫,検査,鉱山,鉄道,灯台,電信,工作,営繕の10局が設置された。

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大辞林 第三版の解説

こうぶしょう【工部省】

1870年(明治3)、殖産興業政策推進のため設置された政府機関。85年廃止。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

工部省
こうぶしょう

明治初年の殖産興業政策担当の中心的な官庁。1870年(明治3)閏(うるう)10月、「百工勧奨」を目的として設置。鉱山、製鉄、造船、灯台、鉄道、電信などの諸分野の官営事業を推進し、また工学寮(のち工部大学校)を設け外国人教師(教頭はイギリス人ダイエル)を招いて近代技術の移植、技術者の養成と近代産業の育成に努めた。工部卿(きょう)としては伊藤博文(ひろぶみ)、井上馨(かおる)、山田顕義(あきよし)などが歴任。80年に官営事業を払い下げる政府方針が決定され、84年ごろから鉄道、電信などを除く工部省諸事業の払下げが開始されたが、工部省自身も85年12月の内閣制度設立の際に廃止された。[永井秀夫]

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世界大百科事典内の工部省の言及

【殖産興業】より

…89年6月に竣工した横須賀線の場合も,陸海軍大臣の要請によって横須賀軍港および周辺要塞への輸送線として急きょ建設された,軍事的色彩の強いものであった。鉱山,鉄道を中心とするこのような官営事業は,1870年閏10月の工部省設置によってさらに拡充された。同省は〈百工勧奨ノコトヲ掌リ,兼テ鉱山,製鉄,灯明台,鉄道,伝信機等ノ事ヲ管ス〉(《工部省沿革報告》)という建省の精神に沿って,民間工業の勧奨のほか,重要産業の直営を目的として設置されたものであり,その直営事業は当時の日本の鉱工業のなかでとびぬけた地位を占めることになった。…

【日本国有鉄道】より

…1872年(明治5)10月14日(陰暦9月12日)新橋~横浜間29kmの鉄道開業式が行われ,この日から日本国有鉄道の歴史が始まった。当時は工部省鉄道掛が運営にあたった。1906年の鉄道国有法によって幹線の私鉄が買い上げられ,07年度末にその営業キロは7153kmとなった。…

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