普及版 字通 「哢」の読み・字形・画数・意味


10画

[字音] ロウ
[字訓] さえずる

[字形] 形声
声符は弄(ろう)。左思の〔蜀都の賦〕に「哢吭(ろうかう)」という語がみえ、鳥のさえずり鳴くことをいう。よどみなくさえずるので、弄の字を用いたのであろう。

[訓義]
1. とりのこえ、さえずる。
2. あざけりわらう。

[古辞書の訓]
名義抄〕哢 ツミナフ・サヘヅル・アザケル 〔字鏡集〕哢 アザケル・ワラフ・サヘヅル・ツミナフ

[熟語]
哢伊哢禽・哢吭
[下接語]
間哢・奇哢・好哢・始哢・柔哢・春哢・新哢・声哢・清哢・晴哢・争哢・鳥哢・変哢・幽哢・余哢

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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