普及版 字通 「哢」の読み・字形・画数・意味


10画

[字音] ロウ
[字訓] さえずる

[字形] 形声
声符は弄(ろう)。左思の〔蜀都の賦〕に「哢吭(ろうかう)」という語がみえ、鳥のさえずり鳴くことをいう。よどみなくさえずるので、弄の字を用いたのであろう。

[訓義]
1. とりのこえ、さえずる。
2. あざけりわらう。

[古辞書の訓]
名義抄〕哢 ツミナフ・サヘヅル・アザケル 〔字鏡集〕哢 アザケル・ワラフ・サヘヅル・ツミナフ

[熟語]
哢伊哢禽・哢吭
[下接語]
間哢・奇哢・好哢・始哢・柔哢・春哢・新哢・声哢・清哢・晴哢・争哢・鳥哢・変哢・幽哢・余哢

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む