唐三界(読み)カラサンガイ

デジタル大辞泉 「唐三界」の意味・読み・例文・類語

から‐さんがい【唐三界】

はるかに遠い唐の地。唐くんだり。
「いつの便宜びんぎに―」〈浄・国性爺

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「唐三界」の意味・読み・例文・類語

から‐さんがい【唐三界】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「三界」は遠く離れた所の意 ) 唐のようなはるかに遠い国。
    1. [初出の実例]「いかにいたづらすれば迚(とて)、いつの便宜(びんぎ)に唐三界(カラさんガイ)。あんまりなかせぎぢゃ」(出典:浄瑠璃・国性爺合戦(1715)唐船)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android