唯識述記(読み)ゆいしきじゅっき(英語表記)Wei-shi shu-ji

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「唯識述記」の意味・わかりやすい解説

唯識述記
ゆいしきじゅっき
Wei-shi shu-ji

中国,唐の慈恩大師窺基撰。『成唯識論述記』の通称。 20巻。顕慶4 (659) ~永淳1 (682) 年に成立玄奘が翻訳した『成唯識論』を注釈したもの。中国,日本で唯識教学の根本聖典として,本論以上に重んじられ,研究がなされた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android