啀み掛かる(読み)いがみかかる

精選版 日本国語大辞典 「啀み掛かる」の意味・読み・例文・類語

いがみ‐かか・る【啀掛】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 獣が歯をむき出して、うなり、かみつこうとする。
    1. [初出の実例]「猛虎〈略〉二人をめがけ嘷(イガミ)かかるを事ともせず」(出典:浄瑠璃・国性爺合戦(1715)千里が竹)
  3. はげしい言動で相手に向かってゆく。おどしかかる。食ってかかる。
    1. [初出の実例]「うぬめ乗れと啀(イガミ)かかれば」(出典:浄瑠璃・平家女護島(1719)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android