…産養の主要行事に〈廻粥(めぐりがゆ)〉(啜粥(すすりがゆ)とも)の儀がある。問口(といくち)と称する役1人と云口(いいくち)と称する役7人が寝殿の庭で粥坏を手に捧げ持ち,一定の誦詞による問答を交わし,粥をすすりながら回転行進するもので,粥の呪力によって邪鬼を払い,新生児の夜泣きを止めさせるのである。古代人にとって生誕は神秘の瞬間であり,悪魔の入りやすい危険な継目であった。…
※「問口」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...