コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

啼沢女命 なきさわめのみこと

2件 の用語解説(啼沢女命の意味・用語解説を検索)

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

啼沢女命 なきさわめのみこと

記・紀にみえる神。
伊奘諾尊(いざなぎのみこと)が伊奘冉尊(いざなみのみこと)の死をなげきかなしんで流した涙から生まれたとされる。奈良県橿原市(かしはらし)畝尾都多本(うねおつたもと)神社の祭神。「古事記」では泣沢女神。

出典|講談社 この辞書の凡例を見る
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

啼沢女命

『古事記』および『日本書紀』の一書(別伝)にみえる女神。伊奘諾尊が妻を亡くして泣き悲しむ,その涙から生まれた神。『古事記』によると,この神は「香具山の近くに鎮座している」とあり,また『万葉集』の歌にも「啼沢の神社」と,その名が歌われている。これは現在の橿原市木之本町,香具山の北西麓にある畝尾都多本神社を指すと考えられており,同社を囲む森は「啼沢の杜」と呼ばれている。神名にある「沢」は,量の多いことをいう語だから「啼沢」で「おおいに泣くこと」を表している。なお万葉歌がこの神社で命乞いをすることを歌っているので,本居宣長は命乞いの神と考えた。<参考文献>西郷信綱『古事記注釈』2巻

(神田典城)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

啼沢女命の関連キーワード古事記伝天火明命記紀神典日本書紀通釈日本書紀通証古訓古事記三部本書別伝派五百城入姫皇女

今日のキーワード

カルテット

四重唱および四重奏。重唱,重奏の形態のなかで最も基本的なもので,声楽ではルネサンスの多声歌曲の形式であるシャンソンやフロットラから始り長い歴史をもつ。器楽も同様で,特に弦楽四重奏は室内楽の全レパートリ...

続きを読む

コトバンク for iPhone