伊奘冉尊 いざなみのみこと
記・紀にみえる女神。
配偶神の伊奘諾(いざなぎの)尊とともに,高天原(たかまがはら)からくだり,日本の国土と神々を生んだ。「日本書紀」では天照大神(あまてらすおおみかみ)らの母とされる。「古事記」には伊邪那美命とかく。火の神を生んで絶命し黄泉(よみ)の国にいき,追いかけてきた伊邪那岐命(伊奘諾尊)が,「自分をみない」という約束をまもれなかったため争いとなってわかれ,人間の死をつかさどる神になったという。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
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