喁喁(読み)ぎょうぎょう

精選版 日本国語大辞典 「喁喁」の意味・読み・例文・類語

ぎょう‐ぎょう【&JIS8848;&JIS8848;】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
  2. 魚が口を水面に出して、息をつくさま。転じて、人がどうしてよいかわからないで、困り、苦しむさま。また、むやみに口をぱくぱくさせるさま。
    1. [初出の実例]「法律出入。難信。天下喁喁、莫危懼」(出典本朝文粋(1060頃)二・意見十二箇条〈三善清行〉)
    2. [その他の文献]〔史記‐日者伝〕
  3. ( 口を上に向ける意から ) 尊いもの、徳高いものを仰ぎ慕うさま。
    1. [初出の実例]「如来慈悲三界為父。賢愚善悪何不喁喁」(出典:秘蔵宝鑰(830頃)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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