善利中町(読み)せりなかまち

日本歴史地名大系 「善利中町」の解説

善利中町
せりなかまち

[現在地名]彦根市芹中町せりなかまち

外鍛冶屋そとかじや町に続く両側町。正保元年(一六四四)に町割が行われた(彦根市史)。元禄八年大洞弁天寄進帳に町名がみえ、軒数六八のうち借家四〇、人数二二四(ほか下人二)、諸職諸商は二四種五〇軒で、桶屋一〇・古鉄屋九・米屋五のほか塗師屋・屋根屋・仏師など、町代は米屋、横目は檜物屋が勤めている。安永七年(一七七八)の万留書(彦根市史)によれば、町代・横目二軒ほか桶屋役につき年貢引九軒、檜物屋役につき年貢引二軒、年貢地二六軒。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android