喜・悦(読み)よろこばしい

精選版 日本国語大辞典「喜・悦」の解説

よろこばし・い【喜・悦】

〘形口〙 よろこばし 〘形シク〙 (動詞「よろこぶ()」の形容詞化) よろこびたくなるような状態である。快く満足な気分である。うれしい。よろこぼし。
※書紀(720)清寧二年一一月(熱田本訓)「懿哉(よいかな)や、悦(ヨロコハシキ)や、天、博(おほひ)なる愛(みくしひ)を垂れて」
※虎寛本狂言・三本柱(室町末‐近世初)「某がふしんも大かた成就して、此様な悦ばしい事は無いやい」
[補注]挙例の「書紀」は室町時代の訓であり、上代語での確例に「ヨロコバシ」はなく、ヨロコボシであった。時代が下るにつれて、ヨロコバシの例が増加し、ヨロコボシは中世以降ほとんど例を見ない。
よろこばし‐げ
〘形動〙
よろこばし‐さ
〘名〙

よろこば・す【喜・悦】

〘他サ五(四)〙 よろこぶようにさせる。うれしがらせる。
浮世草子・好色一代男(1682)六「初心なる人には泪こぼさせてよろこばし」

よろこばし【喜・悦】

〘形シク〙 ⇒よろこばしい(喜)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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