普及版 字通 「喟」の読み・字形・画数・意味
喟
12画
[字訓] ためいき・なげく
[説文解字]

[字形] 形声
声符は胃(い)。〔説文〕二上に「大息なり」とし、「或いは貴に從ふ」として
の字形を録するが、喟が通用の字。喟は喩母の字であるが、于(う)(
(く))、
(う)(栩(く))のような音の関係をもつものが多い。[訓義]
1. ためいき、ためいきの声。
2. なげく、なげくさま。
[古辞書の訓]
〔新
字鏡〕喟 奈介久(なげく)、
、於毛保
留(おもほてる) 〔名義抄〕喟 オビユ・ナゲク・ホム・ソヒユ/喟然 オモホテル 〔字鏡集〕喟 オホイキ・ホム・ヲビユ・イキ・ナゲク・ソビユ・サケブ・アハレフ・カマヒスシ[語系]
喟khiu
t、氣(気)khi
tは声義近く、喟とは
気をいう。
(慨)・
kh
t、愾xi
tも同系の語である。[熟語]
喟焉▶・喟喟▶・喟爾▶・喟然▶
[下接語]
慷喟・嗟喟・深喟・
喟・長喟・
喟出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

