嘆き渡る(読み)ナゲキワタル

デジタル大辞泉 「嘆き渡る」の意味・読み・例文・類語

なげき‐わた・る【嘆き渡る】

[動ラ四]長い間、ずっと嘆きつづける。嘆いて年月を過ごす。
「心の闇、晴れ間なく―・り侍りしままに」〈松風

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関連語 自動詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「嘆き渡る」の意味・読み・例文・類語

なげき‐わた・る【嘆渡】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 嘆いて年月を過ごす。嘆いて暮らす。
    1. [初出の実例]「相思はずあるらむ君をあやしくも奈気伎和多流(ナゲキワタル)か人の問ふまで」(出典万葉集(8C後)一八・四〇七五)

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