嘖る(読み)こる

精選版 日本国語大辞典 「嘖る」の意味・読み・例文・類語

こ・る【嘖】

  1. 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 叱責する。しかる。
    1. [初出の実例]「汝が母に己良(コラ)れ吾(あ)は行く青雲のいで来吾妹子逢ひ見て行かむ」(出典万葉集(8C後)一四・三五一九)

嘖るの補助注記

活用は一例しかないためはっきりしない。受身の助動詞「る」の付いたものとみて四段活用としたが、「己良例(コラレ)」までを一語とみて、ラ行下二段活用とする説もある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android