嘗めずる(読み)なめずる

精選版 日本国語大辞典 「嘗めずる」の意味・読み・例文・類語

なめ‐ず・る‥づる【嘗・舐】

  1. 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙 舌でくちびるなどをなめる。舌なめずりをする。また、舌でなめるようにすっかり食べる。
    1. [初出の実例]「七牛聞きて、舌を甞(ナメツリ)唾を飲み。〈国会図書館本訓釈 甞 ナメツリ〉」(出典日本霊異記(810‐824)中)
    2. 「一日分の筈の黒パンも来ると直ぐに皆な平らげて了ひ、二度のどんぶりも綺麗に甜めずって了った」(出典:日本脱出記(1923)〈大杉栄〉入獄から追放まで)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android