精選版 日本国語大辞典 「嘶」の意味・読み・例文・類語
いば・う いばふ【嘶】
※虎明本狂言・牛馬(室町末‐近世初)「駒ほくふうにいばふれば」
[2] 〘自ハ四〙 =いばえる(嘶)
※天草本伊曾保(1593)ネテナボ帝王イソポに御不審の条々「Babilonia ノ コマノ ibǒuo(イバウヲ) キイテ」
いば・える【嘶】
〘自ア下一(ヤ下一)〙 いば・ゆ 〘自ヤ下二〙 馬が鳴く。いななく。いばう。〔十巻本和名抄(934頃)〕
[語誌]→「いばう(嘶)」の語誌
いな‐な・く【嘶】
〘自カ五(四)〙 馬が声高く鳴く。いなく。いばえる。〔十巻本和名抄(934頃)〕
※平家(13C前)九「この馬ぬしの別をしたひつつ、〈略〉二三度までこそいななきけれ」
いば・ゆ【嘶】
〘自ヤ下二〙 ⇒いばえる(嘶)
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