精選版 日本国語大辞典 「噦上」の意味・読み・例文・類語
しゃくり‐あ・げる【&JIS8854;上】
- 〘 自動詞 ガ下一段活用 〙
[ 文語形 ]しゃくりあ・ぐ 〘 自動詞 ガ下二段活用 〙 息を急に吸い込むようにして泣く。声を引き入れるようにして泣く。さくりあげる。- [初出の実例]「なつかしの母様やなごりおしの父様やと、しゃくりあげしゃくりあげ、声も惜しまず泣きければ」(出典:浄瑠璃・曾根崎心中(1703)道行)
さくり‐あ・ぐ【&JIS8854;上】
- 〘 自動詞 ガ下二段活用 〙 泣くときなどに、声を急に吸い込むような動作をくり返す。しゃくりあげる。
- [初出の実例]「さくりあげて、よよと泣きければ」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)一)