噦上(読み)しゃくりあげる

精選版 日本国語大辞典 「噦上」の意味・読み・例文・類語

しゃくり‐あ・げる【噦上】

  1. 〘 自動詞 ガ下一段活用 〙
    [ 文語形 ]しゃくりあ・ぐ 〘 自動詞 ガ下二段活用 〙 息を急に吸い込むようにして泣く。声を引き入れるようにして泣く。さくりあげる。
    1. [初出の実例]「なつかしの母様やなごりおしの父様やと、しゃくりあげしゃくりあげ、声も惜しまず泣きければ」(出典:浄瑠璃・曾根崎心中(1703)道行)

さくり‐あ・ぐ【噦上】

  1. 〘 自動詞 ガ下二段活用 〙 泣くときなどに、声を急に吸い込むような動作をくり返す。しゃくりあげる。
    1. [初出の実例]「さくりあげて、よよと泣きければ」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む