四窮民(読み)しきゅうみん

精選版 日本国語大辞典 「四窮民」の意味・読み・例文・類語

し‐きゅうみん【四窮民】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「孟子‐梁恵王下」の「老而無妻曰鰥、老而無夫曰寡、老而無子曰独、幼而無父曰孤、此四者、天下之窮民而無告者」による ) 生活に不自由で困っている四種の民。鰥(かん)(老いて妻がいない)、寡(か)(老いて夫がいない)、孤(幼くして父がいない)、独(老いて子がいない)の四民。
    1. [初出の実例]「四民 シキウミン 。寡。孤。独」(出典:書言字考節用集(1717)一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android