最新 地学事典 「回転対陰極式X線管球」の解説
かいてんたいいんきょくしきエックスせんかんきゅう
回転対陰極式X線管球
rotating anode X-ray tube
電子ビームを照射する対陰極を円筒状にして2,500~6,000rpmの高速で回転させ,冷却効率を良くしたX線発生装置。封入式管球の約10倍強力なX線が得られる。X線容量の大きなものや微小点で高輝度のものなどがある。フィラメントの加熱による熱電子は回転対陰極にフィラメント物質が付着し妨害X線となるので,汚れのつかない電界放射による電子ビームを用いたものもある。真空系は回転ポンプと油拡散ポンプまたはターボモレキュラーポンプの併用。
執筆者:小藤 吉郎
参照項目:X線対陰極
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

