最新 地学事典 「X線対陰極」の解説
エックスせんたいいんきょく
X線対陰極
X-ray target
X線管でX線を発生させるために,真空中で高圧で加速した電子を衝突させる金属の陽極(対陰極,ターゲット)。このときX線への変換効率が大変低く,99%以上のエネルギーが熱となるので,通常は対陰極の反対側を流水で冷却する。また対陰極を振動させたり(振動対陰極),回転させる(回転対陰極)工夫を行って,対陰極が高温になって溶けてしまうのを防ぐ装置も考案されている。まったく異なる原理で強力なX線を発生させる,シンクロトロン放射光もある。
執筆者:溝田 忠人
参照項目:放射光
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

