国立オペラ座(読み)こくりつオペラざ

世界の観光地名がわかる事典 「国立オペラ座」の解説

こくりつオペラざ【国立オペラ座】

オーストリアの首都ウィーンにあるベネチアルネサンス様式のオペラ劇場。オペラ座(フランス・パリ)、スカラ座(イタリア・ミラノ)とともにヨーロッパ3大オペラ劇場の一つに数えられている。日本では、2002年から小澤征爾が音楽監督を務めていたことでも知られる(2010年まで)。開館は1869年。1920年までは「ウィーン宮廷歌劇場」と呼ばれていた。こけら落としの公演はモーツァルトの名作オペラ『ドン・ジョバンニ』だった。7~8月を除く毎日、一流のオペラやバレエ上演が行われている。館内はロココ調に統一され、大理石広間やゴブラン織り、モーツァルトの「魔笛」をモチーフにしたフレスコ画など見どころが多い。内部の見学ツアーも用意されている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android