国連人権賞(読み)コクレンジンケンショウ(その他表記)UN Human Rights Prize

デジタル大辞泉 「国連人権賞」の意味・読み・例文・類語

こくれん‐じんけんしょう〔‐ジンケンシヤウ〕【国連人権賞】

世界人権宣言に述べられている人権促進保護について、顕著な功績のあった人・団体に対し、国際連合から与えられる賞。1968年に始まり、5年ごとに選定される。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵 「国連人権賞」の解説

国連人権賞

人権擁護、差別是正の勇気と行動を称え、それに多大な貢献をした人々を賞するため、国連は1966年に国連人権賞を設け、68年の世界人権年から5年ごとに授賞している。これまでにエレノアルーズベルト、マーティン・ルーサー・キング、ネルソンマンデラ、ジミー・カーターなどが受賞。2003年にはシュラミス・ケーニッヒ(米・人権のための民衆運動代表)、エンリケータ・カルロッタ(アルゼンチン・五月広場の祖母たちの会代表)、トン樸方(トン・プーフアン)(中国障害者財団設立代表)、家族保護プロジェクトチーム(ヨルダン)、マノ川女性平和ネットワーク(シエラレオネ・リベリア・ギニア)が受賞した。

(宮崎繁樹 明治大学名誉教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android