国際標準分類(読み)こくさいひょうじゅんぶんるい(その他表記)international standard classification

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「国際標準分類」の意味・わかりやすい解説

国際標準分類
こくさいひょうじゅんぶんるい
international standard classification

複数国の統計を比較・分析するために設定されている標準的な統計指数の概念や分類基準をいう。従来各国の各種統計は,概念規定や分類基準が各国独自のものであり,そのままの形での国際比較は困難であった。この困難を取り除くために国連統計局をはじめとする国連諸機関は,各国と協議の上国際標準分類を作成し,各国に採用を勧告している。この国際標準分類は多くの国に受け入れられており,日本で採用されている日本標準分類は,大筋において国際標準分類に準拠している。国際標準分類には,職業分類 (ILO,OECD) ,産業分類 (国連統計局) ,貿易分類 (国連統計局) ,病名分類 (WHO) などがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android