土の牢(読み)つちのろう

精選版 日本国語大辞典 「土の牢」の意味・読み・例文・類語

つち【土】 の 牢(ろう・ひとや)

  1. つちろう(土牢)
    1. [初出の実例]「杻械(てかせあしかせ)を入て、土の籠(ロウ)にぞ入奉りける」(出典太平記(14C後)四)
  2. 土を塗りこめた室。また、地中につくった穴倉。寒さに弱い花木などを入れるものや、麹屋(こうじや)で麹を作るためのものなどがある。土室
    1. [初出の実例]「かうじやの内庭土のろうが見へ」(出典:雑俳・柳多留‐三〇(1804))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android