土取場(読み)つちとりば

日本歴史地名大系 「土取場」の解説

土取場
つちとりば

[現在地名]金沢市宝町たからまち石引いしびき一―二丁目

上石引町の通りの北東側に位置。寛文四年(一六六四)町名がみえる(改作所旧記)。元禄九年(一六九六)の書上(「片岡孫作筆録」加越能文庫)に「経王寺近所土取場」が地子町としてみえる。

文化八年(一八一一)の家数は一八七、うち組合頭瀬木屋甚右衛門組九二(うち武家四一)・同福久屋豊右衛門組九五(うち武家四五)肝煎は孫兵衛。町人の職業は稼が五四と多く、ほかは苧・大工・石伐など(金沢町絵図名帳)。文政六年(一八二三)土取場なが町・土取場いちノ小路・同二ノ小路・同三ノ小路・土取場城端じようばな町・土取場屏風びようぶ小路・土取場あいノ小路・土取場撞木しゆもく町の八町となる(「又新斎日録」加賀藩史料)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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