七軒(読み)しちけん

精選版 日本国語大辞典 「七軒」の意味・読み・例文・類語

しち‐けん【七軒】

  1. 江戸新吉原(台東区千束四丁目)の大門口から仲の町右側、江戸町一丁目の角までをいう。七軒の引手茶屋があったところからの称。また、その茶屋
    1. [初出の実例]「女郎のてうちんいくつも一度にもち、七けんのするがやのよこ手のあたりへおろして」(出典:洒落本・客衆肝照子(1786)かかへ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android