土堀村(読み)つちぼりむら

日本歴史地名大系 「土堀村」の解説

土堀村
つちぼりむら

[現在地名]五泉市土堀

阿賀野川の形成した扇状地早出はいで川の氾濫原が接する地にあり、北側には天正年間(一五七三―九二)洪水で形成された天正てんしよう池の名残天正古てんしようふる川が流れる。東は猿和田さるわだ村、西は四ッ屋新よつやしん村に接する。寛文一三年(一六七三)の村上御領分組々村数并高付大庄屋付(大滝家文書)では笹堀組に属し、貞享元年(一六八四)郷村高辻帳には高三四石三斗余とある。宝永七年(一七一〇)幕府領となるが、その後高田藩領・長岡藩領・幕府領などと変転し、天保元年(一八三〇)沼津藩領となる。明和二年(一七六五)の石瀬代官所村々高辻帳(北条一也氏蔵)には高七九石七斗余とあり、安政二年(一八五五)の沼津領村々明細書上帳(五泉郷土史)によれば高八八石二斗余(田高四六石六斗余・畑高四一石五斗余)、反別一七町四反余(田四町八反余・畑一二町五反余)、家数一八(本百姓一四・水呑三・寺一)、人数八一(男四三・女三七・僧一)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android