在来品種(読み)ザイライヒンシュ

デジタル大辞泉 「在来品種」の意味・読み・例文・類語

ざいらい‐ひんしゅ【在来品種】

近代的な育種対象とされず、ある限られた地域生育・保存されてきた品種。育種によって改良された品種に比べ、遺伝的多様性に富む。農作物の場合、在来作物ともいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の在来品種の言及

【在来種】より

…作物・家畜では導入された乳牛のホルスタインに対して,肉役用の和牛は在来種ともいわれる。コムギは古くから日本に導入されて栽培されていた作物であるが,1900年以後の研究機関で育種が始まると,育成された新品種や外国からの導入母本に対して農家がすでに栽培していた品種を在来種とか在来品種,あるいは地方種ともいうようになった。農業上の在来品種にあたる英語は作物がlocal variety (native variety),家畜がlocal breed (native breed)である。…

※「在来品種」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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