地を打った(読み)じをうった

精選版 日本国語大辞典 「地を打った」の意味・読み・例文・類語

じ【地】 を 打(う)った

  1. ( 大地を打てばだれが打ってもはずれることがないの意 ) もっとも安易な。平凡な。ありきたりの。
    1. [初出の実例]「イヤコレお内儀、逢はぬの無事なのと地(チ)を打(ウ)った台詞(せりふ)ぢゃない」(出典浄瑠璃・傾城阿波の鳴門(1768)八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android