デジタル大辞泉 「地球ニュートリノ」の意味・読み・例文・類語 ちきゅう‐ニュートリノ〔チキウ‐〕【地球ニュートリノ】 地球内部で発生するニュートリノ。ウランやトリウムなどの放射性核種の崩壊過程で放出される。日本ではKamLANDで観測が報告されており、放射性核種の存在量や地球内部の熱生成についての研究の進展が期待される。地球ν。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
知恵蔵 「地球ニュートリノ」の解説 地球ニュートリノ 地球内部から届く素粒子ニュートリノ。東北大などのグループは、岐阜県神岡鉱山地下の観測装置カムランドで電子型の反ニュートリノを検出したと2005年7月発表した。地殻などが含むウランやトリウムの崩壊過程で放出されたらしい。これらの崩壊は地球の熱源とされており、その生成粒子の検出は地球内をのぞく新しい窓となる。ニュートリノの物理学は、超新星で天文学と、今回の観測で地球物理学とつながった。 (尾関章 朝日新聞記者 / 2007年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報 Sponserd by