均一小売制(読み)きんいつこうりせい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「均一小売制」の意味・わかりやすい解説

均一小売制
きんいつこうりせい

現金払いの容易な価格を1種ないし数種設け、主として日用品を小売りする方法。いわゆるワンプライスショップ。300円均一で食料品や雑貨などを売るのはその例。この方法は、大量生産・大量販売を背景としてチェーン・ストアと結合され、five-and-ten-cent storesの名でアメリカに始まった。わが国では、第二次世界大戦前の高島屋の「10銭ストア」が有名である。また、1990年代以降「100円ショップ」が増えている。物価変動による価格変更が容易にできないという欠点があるが、消費者にはそれが利点となる。

[森本三男]

『三浦あかね著『100円ショップの魔術商法』(1999・エール出版社)』

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