坪北新村(読み)つぼきたしんむら

日本歴史地名大系 「坪北新村」の解説

坪北新村
つぼきたしんむら

[現在地名]砺波市高波たかなみ

北高木きたたかぎ村の東にある。新又あらまた川の旧河床の開墾で成立した新田村で、北高木村内を坪内つぼのうち村の者が貞享二年(一六八五)に新開した(「礪波郡村名由来」加越能文庫)。同年の新開高は一四八石余、元禄元年(一六八八)の新開高二一石余でともに免一ツ八歩(三箇国高物成帳)。翌元禄二年に村立てされた(出来新村・退転村記申帳)。宝永三年(一七〇六)の新開高七二石余・免一ツ八歩、同年の畑直高一九石余・免四ツ一歩(三箇国高物成帳)。文政八年(一八二五)時および天保一〇年(一八三九)以後は若林組に属した。同年の高物成帳(菊池家文書)では宝永三年畑直高・元禄二年一村立て分が一九石余・免四ツ一歩、貞享二年新開高に宝永三年・享保八年(一七二三)手上高などを加えた高二四五石余・一免下三ツ一歩とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android