城府を設けず(読み)ジョウフヲモウケズ

デジタル大辞泉 「城府を設けず」の意味・読み・例文・類語

城府じょうふもうけ◦ず

《「宋史」傅尭兪伝から》人と打ち解けた付き合いをするたとえ。

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精選版 日本国語大辞典 「城府を設けず」の意味・読み・例文・類語

じょうふ【城府】 を 設(もう)けず

  1. 相手に対して、へだてなくうちとける。
    1. [初出の実例]「清先生不城府。不辺幅」(出典随筆・孔雀楼筆記(1768)序)
    2. 「いかにも江戸児らしい快活な城府を設けない話しぶり」(出典:東京の三十年(1917)〈田山花袋〉紅葉山人を訪ふ)
    3. [その他の文献]〔宋史‐傅堯兪伝〕

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