らち【埒】 が 無(な)い
- ( この「らち」は「臈次(らっし)」の変化した語とする説もある )
- ① きまりがつかない。順序立って事が運ばない。乱雑である。どうしようもない。らちない。
- [初出の実例]「猶馬どもがいきほひあがった所で、埒がなかった」(出典:雑兵物語(1683頃)上)
- ② とりとめがなく、つまらない。たわいもない。
- [初出の実例]「あかるい、らちのない笑ひ声が聞えてゐた」(出典:露芝(1921)〈久保田万太郎〉一)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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