臈次(読み)らっし

精選版 日本国語大辞典 「臈次」の意味・読み・例文・類語

らっ‐し【臈次・臘次】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ろうじ(臈次)」の変化した語 )
  2. 出家後の年数。また、その年数による僧の座の順序。ろうじ。
    1. [初出の実例]「座に就ても臈次(ラッシ)を存上れば上座を敬ず、下れば下座を思はざる也」(出典雑談集(1305)四)
  3. 物事の順序、次第。ろうじ。〔文明本節用集(室町中)〕

ろう‐じラフ‥【臈次・臘次】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ろうし」とも )
  2. 出家受戒後の年数による僧の位次。臈を積んだ年次法臈の次第。出家後の年数。らっし。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
  3. 物事の順序、次第。らっし。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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