埴輪窯跡(読み)はにわがまあと

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「埴輪窯跡」の意味・わかりやすい解説

埴輪窯跡
はにわがまあと

埴輪を焼成した窯跡須恵器の窯跡に比べて発見例は非常に少い。斜面傾斜をもった穴を掘って造っている。茨城県馬渡の例でみると,全長 6.5m,焼成室の幅 1.7m,焚口幅 90cmで底面には段がなく,傾斜度は約 25度である。数基集中して存在した。古墳における埴輪の数からみて,それらは数ヵ所の窯から集められたと推測される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android