堀津牧(読み)ほつつのまき

日本歴史地名大系 「堀津牧」の解説

堀津牧
ほつつのまき

近世の堀津村を遺称とし、その北方舟橋ふなばし村も含んだとみられる。猿投神社文書の嘉元元年(一三〇三)一一月二〇日付の包紙に「堀津中村政所」の記載があり、年月日未詳の熱田社領新別納郷等注文案には「堀津牧北方郷六十二丁五反六十歩」とみえる。また貞和三年(一三四七)一〇月日付で真福しんぷく寺長老に宛てた安徳寺住持職安堵状(宝生院文書)には「尾張国堀津牧北方郷内安徳寺号薬師堂」とある(安徳寺の所在地は不明)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 長講堂領 舟橋

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