舟橋(読み)シュウキョウ

デジタル大辞泉 「舟橋」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐きょう〔シウケウ〕【舟橋】

多くの舟を浮かべて上に板を張り、通行できるようにした橋。ふなばし。

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精選版 日本国語大辞典 「舟橋」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐きょうシウケウ【舟橋】

  1. 〘 名詞 〙 多くの舟を浮かべ、桁(けた)を渡して板を張ってつくった橋。ふなばし。

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日本歴史地名大系 「舟橋」の解説

舟橋
ふなばし

[現在地名]福井市舟橋町

九頭竜くずりゆう川に架橋された北陸街道の橋で、天正年間(一五七三―九二)柴田勝家によって、それまでの舟渡しを舟橋に改めたと伝える。しかし、それ以前にも舟橋はあったらしい。すなわち一五世紀末、朝倉氏時代前期の文書と考えられる九月七日付府中奉行人奉書(西野家文書)に「高木船はしの用船事ニ付て」とあるが、舟橋は当時高木たかぎ郷内に属していたと考えられ、この舟橋の前身であろう。柴田勝家は刀狩を実施し、農民から接収した武具農具に換えると同時に、その一部で鉄鎖を作り、また国内の浦浦から舟を徴集して、天正六年舟橋を架したといわれる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「舟橋」の意味・わかりやすい解説

舟橋(村)
ふなはし

富山県中部、中新川郡(なかにいかわぐん)の村。常願寺(じょうがんじ)川右岸の富山平野にある純農村。村域のほとんどは水田で米作地として知られるが、近年兼業農家大部分を占め、西接する富山市への通勤者が多い。富山地方鉄道本線が通じる。1869年(明治2)の「ばんどり騒動」の際、農民の終結地となった。面積3.47平方キロメートルで県下最小、人口3132(2020)。

[深井三郎]


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改訂新版 世界大百科事典 「舟橋」の意味・わかりやすい解説

舟橋[村] (ふなはし)

富山県中央部,中新川郡の村。人口2967(2010)。常願寺川下流の東岸にあり,富山平野のほぼ中央部に位置する。面積3.4km2は県下最小。集落は自然堤防上に分布する。白岩川とその支流が流下するため水利に恵まれ,かつては舟運が盛んで物資集散地としてにぎわった。米の単作地域であったが,近年は肉牛生産も行われる。富山地方鉄道本線が通じ,富山市への交通の便がよいため,通勤者も多い。
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普及版 字通 「舟橋」の読み・字形・画数・意味

【舟橋】しゆうきよう

浮橋

字通「舟」の項目を見る

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